
Columnコラム
銀歯が目立つのが気になる方へ|歯を美しくみせる審美治療を紹介
2025年7月23日
銀歯が気になり、笑うことに抵抗を感じたり口を大きく開けないように気を遣ったりするケースは少なくありません。銀歯は、審美性の高い素材と交換することで、違和感のない見た目に改善できます。銀歯の代わりに使用する素材は、それぞれ強度や耐久性、色調・透明感などが異なるため、適用する部位やコストパフォーマンス、性能を考慮して選択することが大切です。
この記事では、銀歯が目立つとされる原因やそれを解決する治療法、白い素材に交換するメリットなどを紹介します。目立つ銀歯に悩まされている人や、これから詰め物・被せ物治療を行ううえで銀歯以外の選択肢を検討したい人は参考にしてください。
銀歯が目立つ原因
銀歯が目立つのには、以下の理由があります。
人目に付く位置に使用している
銀歯は、目立つ位置に使用しているほど人目に付きやすくなります。
特に前歯に銀歯がある場合は、少し口を開いたり、微笑んだりするだけで見える可能性が高いです。奥歯の場合は、被せ物として歯を全て覆っているケースや表面に広範囲に使用しているケース、手前の奥歯に使用しているケースなどで目立ちやすくなります。
天然歯と色が異なり、光を反射する
金属である銀歯には、天然歯とは異なった色や光沢があり、光を反射します。
明るい場所や光が強い場所、写真のフラッシュがたかれる場面などでは注意が必要です。また天然歯がやや黄ばみがかった白色をしているのに対し、銀歯は異なる光り方をするシルバーであるため、コントラストがはっきりして見た目の違和感が生じます。そのため、他人が見ようとしなくてもつい目に入ってしまうのです。
銀歯のサイズが大きい
同じ銀歯でも、詰め物のサイズによって見え方が変わるケースがあります。
小さな詰め物(インレー)よりも、大きな詰め物(アンレー)や被せ物のほうが目立ちやすいです。また同じ大きさの詰め物でも、1本よりも2本のほうが人目に付きやすくなります。
メタルタトゥー(歯茎の黒い変色)が起こっている
銀歯が経年劣化を引き起こすと、歯茎にメタルタトゥーが起こることがあります。
メタルタトゥーとは色素沈着症の一種で、歯科治療で使用した素材の金属イオンが溶け出し、歯茎が黒く変色する症状です。メタルタトゥーが起こると、きれいだった歯茎が黒ずむことで見た目に悩みを抱える原因になります。
銀歯を目立たなくする治療
銀歯を目立たなくする治療には、以下のものがあります。
詰め物・被せ物治療
銀歯は、以下の詰め物や被せ物に変更することが可能です。
オールセラミック
オールセラミックは、虫歯治療や喪失歯の被せ物、インプラント治療などに幅広く用いられる陶器素材の詰め物・被せ物です。
天然歯に合わせた色調と光沢、透明感を再現でき、金属アレルギーのリスクがありません。高い審美性と耐久性があるため、最初にセラミックを検討する人はもちろん、銀歯が気になる人がセラミックに交換するケースも増加傾向にあります。保険が適用されないため1回の治療費が高額になりやすいですが、定期的なメンテナンスと適切なケアを行うことで20年以上使用できるケースもあります。
ジルコニア
ジルコニアはセラミックの一種で、優れた強度と審美性を誇る歯科材料です。
通常のセラミックは強い負荷がかかると欠けたり割れたりするリスクがありますが、ジルコニアは人工ダイヤモンドと呼ばれるほど衝撃に強い利点があります。審美性も高く、奥歯の銀歯をジルコニアに交換することで人に見られても違和感のない歯を実現できます。小嶋デンタルクリニックでは、より審美性に優れた「オールセラミックジルコニア」を取り扱っています。
e-max
e-maxは、セラミックのなかでもニケイ酸リチウムガラスを使用した特殊な素材のセラミックのみで構成される詰め物・被せ物です。
自然な透明感と天然歯さながらの色調・光沢があるため、特に前歯の審美治療に向いています。時間経過による劣化や変色に強く、適切に手入れをすることで美しい状態が長期間持続する素材です。
メタルボンド
メタルボンドは、金属製のフレームの周りにセラミックを焼き付けた被せ物です。
内側は金属、外側はセラミックで構成されるため、強度と審美性の両方を兼ね備えた歯が獲得できます。内側に金属を使用しているため他のセラミックほどの透明感はなく、金属アレルギーやメタルタトゥーのリスクもあるため、これらが原因で銀歯が合わなかった人は別の素材を検討しましょう。
ラミネートベニア
ラミネートベニアは、歯の表面を薄く削ってセラミックの薄い板(シェル)を貼り付ける治療法です。
前歯の銀歯が目立つ場合は、ラミネートベニアに交換することで気にならなくなるでしょう。色調だけではなく、歯の形やすきっ歯を改善することも可能です。セラミックですが薄いシェルを用いるため、強い負荷がかかる奥歯には基本的に使用されず、主に前歯が対象となります。
CAD/CAM冠
CAD/CAM冠は、コンピューターで設計したデータをもとに、機械がハイブリッドセラミックを削り出して作られる被せ物です。
レジンとセラミックが混合された素材であるため、白い歯を実現しつつ費用を抑えられる利点があります。しかし、金属やセラミックのみの素材と比較すると着色や変色のリスクが高く、強度もあまり高くないため注意が必要です。
コンポジットレジン
コンポジットレジンは、虫歯治療で削った部分を歯科用レジンで補修する治療法です。
銀歯を外した場合は、同じ箇所に詰めて交換します。色が選択でき、目立ちにくい状態にすることが可能ですが、耐久性が低く経年劣化や変色しやすいのがデメリットです。
銀歯を目立たなくするメリット
銀歯を目立たなくする治療には、以下のメリットがあります。
笑顔に自信がつく
銀歯が目立たなくなることで、口を開けて笑うことに抵抗がなくなります。
銀歯が人目に付く位置にあると、人前で笑顔を見せることが恥ずかしいと感じ、顔が引きつったり無意識に口元を手で隠したりする原因になります。銀歯を白い歯に交換し、笑顔に自信が持てるようになることで、周囲に明るい印象を与えるきっかけにもなるでしょう。
金属アレルギーのリスクを無くせる
銀歯をレジンやセラミックに交換すると、金属アレルギーのリスクを回避できます。
銀歯は目立つだけではなく、金属アレルギーの原因にもなるため、症状が出たのをきっかけに交換を検討する人もいるでしょう。メタルボンドは金属を使用していますが、オールセラミックやジルコニアなどは金属を使用していないため、金属アレルギーがある人が銀歯を白い歯に変えるのにおすすめの素材です。
歯が汚れにくくなる
セラミックは汚れが付きにくい素材であるため、歯や口内を清潔に保てる利点があります。
セラミックやジルコニアは、表面が滑らかでプラークや歯石が付きにくいだけではなく、歯と密着することで汚れや細菌の侵入を防ぐのにも効果的です。保険適用の銀歯やレジンは詰め物や被せ物に傷がつきやすく、経年劣化によって土台の歯との間に隙間が生じる可能性があるため、そこに汚れが溜まると虫歯の再発や歯周病のリスクが高まります。
耐久性が高まり長く使用できる
銀歯をセラミックに変更すると、耐久性が高まり銀歯よりも長く使用できる可能性があります。
銀歯の平均寿命は5〜7年ほどだと言われているのに対して、セラミックは10〜15年ほどもつ見込みがあるとされる素材です。また銀歯は経年劣化しやすく、寿命を超えたり状態が悪くなったりした銀歯を放置することでさまざまなリスクを伴います。審美性だけでなく、耐久性や身体への影響といった面から見てもセラミックへの交換がおすすめです。
歯茎の健康を守りながら変色を回避できる
銀歯をセラミックに変えることは、歯だけではなく歯茎の健康維持、変色の予防にも効果的です。
銀歯は経年劣化が起こりやすく、金属アレルギーやメタルタトゥー、虫歯・歯周病リスクの上昇といったデメリットがあります。一方で金属を使用していないセラミックは、アレルギーのリスクを回避できるほか、歯茎を美しく維持するのにも役立ちます。特にメタルタトゥーは自然治癒せず、レーザー治療や歯肉切除などの治療が必要になるため、できるだけ早い段階での交換を検討しましょう。
銀歯を保険適用で目立たなくする方法
銀歯が目立つ場合、耐久性や性能、審美性を総合的に考慮するとセラミックがおすすめですが、セラミックは自費診療であるため、費用が気になる方もいるでしょう。ここからは、保険適用(3割負担)で銀歯を目立たなくする代替法を紹介します。銀歯を白い素材に変えたいけど、セラミックは費用の面で受けられないとお悩みの方は参考にしてください。
コンポジットレジン
銀歯からコンポジットレジンに交換する場合の費用相場は、およそ1,000〜2,000円です。
コンポジットレジンはすべての歯が保険適用の対象で、歯に直接レジンを詰めて固めるため型取りが不要なぶん費用が抑えられます。ただし、長期間の使用で変色しやすく、寿命も2〜3年と短いため注意が必要です。また、プラスチック素材であるコンポジットレジンは強度が高くなく、広範囲の場合や奥歯には対応できない可能性があります。
硬質レジン前装冠
硬質レジン前装冠は、金属のフレームにレジンを貼り付けて作成された被せ物で、保険適用で銀歯から交換する際の費用相場はおよそ5,000〜8,000円です。
強度と白さを兼ね備えていますが、金属を使用しているためアレルギーやメタルタトゥーが心配な人にはあまりおすすめしません。また、硬質レジン前装冠が保険適用される範囲は上下の前歯それぞれ6本までで、奥歯に使用する場合は自費診療になります。およその寿命は7年前後とされていますが、経年劣化によって2〜3年ほどで変色や着色が起こることがあります。
CAD/CAM冠・CAD/CAMインレー
CAD/CAM冠の保険適用での費用相場は約6,000円、CAD/CAMインレーの場合は約5,000円です。
この2つは条件を満たした場合に保険が適用され、他の銀歯を白くする治療よりも条件が複雑なため、自分が条件を満たしているか、治療したい歯が適用範囲に入っているか事前に確認しましょう。CAD/CAM冠・CAD/CAMインレーの保険適用の範囲は以下の通りです。
CAD/CAM冠(被せ物)
- 金属アレルギーなし
-
- 5番目までは無条件で適用
- 6番目の歯は、7番目の歯が上下4本すべてそろっている場合に適用
- 金属アレルギーあり
-
- すべての歯に適用
- 6・7番目の歯は金属アレルギーの診断書が必要
CAD/CAMインレー(詰め物)
- 金属アレルギーなし
-
- 4・5番目までは無条件で適用
- 6番目の歯は、7番目の歯が上下4本すべてそろっている場合に適用
- 金属アレルギーあり
-
- 4~7番目までは無条件で適用
- 6・7番目の歯は金属アレルギーの診断書が必要
基本的に、喪失歯がなく金属アレルギーの心配もない場合は範囲の条件のみ満たしていればよいことになります。金属アレルギーがある場合は診断書が必要なケースがあるため、必要に応じて用意しましょう。CAD/CAM冠・CAD/CAMインレーの保険適用の条件について、詳しくは歯科医に直接確認することをおすすめします。
まとめ
銀歯が目立つ原因や白い歯にするメリット、保険適用で銀歯を目立たなくする方法を紹介しました。銀歯が気になって笑うことに抵抗を感じている場合は、他の審美的な詰め物や被せ物に変えることで笑顔に自信が持てるようになるでしょう。保険適用で受けられる治療は費用を抑えられるメリットがありますが、耐久性が低く劣化や変色もしやすいため、銀歯を白くするならセラミックがおすすめです。
静岡のセラミック専門歯科『小嶋デンタルクリニック』では、高い審美性を持つオールセラミックe-maxとオールセラミックジルコニアによるセラミック治療を行っています。詰め物・被せ物を気にせず笑いたい、芸能人のように白い歯にしたい、メタルフリーの審美治療を受けたいなど、さまざまな想いを抱える患者様一人ひとりにあった治療をご提供いたしますので、ぜひ一度ご相談ください。
