Merit and Demeritセラミック治療のメリット デメリット
セラミック治療のメリット デメリット
修復処置や補綴処置の選択肢は様々あります。
セラミック治療は非常に有用な方法ではありますがメリットだけでなくデメリットもしっかりと把握しておく必要があります。
デメリットも含め理解した上で治療法を選択することが大切になります。
インターネットの普及により情報過多の現代においては、何が正しいのかを判断することが難しくなっています。
ネットだけの情報に頼らずできる限り、歯科医師や歯科衛生士と話をし、納得した上でセラミック治療を受けるようにしましょう。
当院ではセラミック治療の保証は５年間認めます。
メンテナンスを含めると長いおつき合いとなります。
患者様との信頼関係を大切に、治療について包み隠さずご説明しご理解を頂いてから治療を開始致します。
セラミック治療のメリット
健康な歯を削る必要がない＝残存している歯牙を守る
- 生体親和性（身体とのなじみが良い）に優れるため、金属やレジン（プラスチック）のように、アレルギー症状が起こることはありません。
健康な歯を削る必要がない＝残存している歯牙を守る
- セラミックは経年的劣化が起こりにくく、ほとんど変色が見られません。また銀歯やレジンに比べ虫歯となる可能性が低いため長い期間使い続けることができます
健康な歯を削る必要がない＝残存している歯牙を守る
- セラミックは天然の歯に近い透明感があるだけでなく、硬く傷つきにくいため表面にほとんど汚れが付きません。そのため歯周病の影響も受けにくく着色もほとんど付きません。
健康な歯を削る必要がない＝残存している歯牙を守る
- セラミックは、歯を口腔内スキャナーで読み取ったり、模型をスキャナーで読み取りCADCAMシステムで設計製作するため、正確性が非常に高く適合が高度に密です。そのため虫歯になるリスクも低くなります。
セラミック治療のデメリット
保険の銀歯やプラスチックに比べると、外れやすい傾向にある
- セラミックの表面や内面はツルッとしており滑沢となっています。一方銀歯の場合は、内面は研磨されていないかなりゴツゴツした状態です。
詰め物や被せ物は歯とくっつける際にセメントを用います。
このセメントが、セラミック内面のツルッとした面と剥がれやすいのがデメリットです。
一方ゴツゴツした銀歯はセメントが中に食い込むように入るため（機械的結合）接着が強いのが特徴です。
近年、セラミックにくっつけるセメントや、内面処理剤も進化してきました。絶対取れないという断言はできませんが、出来るだけ取れないような最新の内面処理（ロカテックシステム）を用いています。
割れることがある
- セラミックの硬度は非常に高いものですが、１箇所に対して過負荷がかかると割れてしまうことがあります。このようなことを防ぐために、必ず治療前に咬合のチェックを行い咬合負担がどの場所に来るのかをしっかりと把握しその部位はセラミックを厚くするなどの処置を行います。
また無意識的な不随運動をしてしまう歯ぎしりなどが激しい方にはマウスピースを使って頂きます。
ただ割れてしまう、取れてしまうということはストレスかもしれませんが全てが悪いことばかりでもありません。
ほとんど割れない、取れない銀歯は、気がつくと中で虫歯が進行していたり、割れない分、根に負担がかかり破折し抜歯となってしまう場合もあります。
自分の歯が割れる代わりに過度な力がかかるとセラミックが割れると考えていただければと思います。
セラミックの硬度は非常に高いものですが、１箇所に対して過負荷がかかると割れてしまうことがあります。
このようなことを防ぐために、必ず治療前に咬合のチェックを行い咬合負担がどの場所に来るのかをしっかりと把握しその部位はセラミックを厚くするなどの処置を行います。
また無意識的な不随運動をしてしまう歯ぎしりなどが激しい方にはマウスピースを使って頂きます。